赤ちゃん用のミルクといえば、粉ミルクが主流ですが、今日から液体ミルクがグリコより発売されたそうです。
国内初!液体ミルクが発売
今日のニュース記事↓
江崎グリコは5日、国内で初めて国産の乳児用液体ミルクを発売したと発表した。同日、商品化に必要な消費者庁の許可を得たのに合わせ、自社通販サイトで販売を始めた。明治も同庁の許可を同日付で得たと発表。今後販売体制が整い次第商品を発売する。これまで輸入品しかなかった液体ミルクで国産品の流通が本格化する。
液体ミルクとは?
液体ミルクというだけあって、すでに赤ちゃんがそのまま飲めるよう調合されているから、とっても便利。メリットは、
- 開封したらそのまま飲めるので粉ミルクの調合になれていない人でも授乳できる
- 調合のためのお湯や水もいらない
- 常温で長期間保存可能
- 手間がないから衛生的
お母さんが病気のときや、外出時にも重宝しそう。
災害用の備蓄にも役立つそうです。
なぜ今までなかったのか
液体ミルク発売までのハードルは大きく2つあって、
- 現状の乳児用のミルクは粉ミルクの場合しか想定されておらず、液状のものを製造するには厚生省の省令改正ご必要であること
- 粉ミルクに比べ液体ミルクは開発・製造コストが高くメーカーに開発するインセンティブが働きにくいこと
が考えられます。
行政を動かし、得にならない事業を社内調整するのは、自分が担当だったらかなりハードたなと思います。
なぜグリコが第一号?
そもそも、グリコご粉ミルクを販売していることや「アイクレオ」という商品名をどのくらいの方が知っていたでしょうか?
粉ミルクのメジャーどころというと、明治、森永、和光堂…が真っ先に浮かびます。
ちなみにアマゾンのランキングによると、
トップは和光堂、明治、森永と続き…
アイクレオは9位。
知名度は劣るようです。
マーケティング的にいうと、
- リーダー(一番、車ならトヨタ、やっぱりヴェルファイア乗りたいよね)
- チャレンジャー(ホンダ、機能で勝負ステップワゴン)
- フォロワー(日産、セレナでよいのよ)
- ニッチャー(マツダ、え?カッコいいのが一番やけん!)←これですね。
コストかかっても、利益率低くても、少子化の中で粉ミルク市場が縮小するなか、規模で劣るなら他にない製品を一番乗りでやるしかない。
そこが一番に販売をしようとしたポイントだったのかもしれません。
大手メーカーがどんどん参入してくる
すでに同じく許可を取得した明治のほか、一番乗りのグリコと間を空けず、他の大手メーカーも参入してくる可能性大。
一番風呂で知名度とブランドイメージを獲得したグリコですが、これからは規模で勝る相手と戦わなくてはなりません。
そうなると、やはりポイントになるのは製品の質と汎用性。
発売してからも研究を続け、より良い商品に育てていってもらいたいですね。
混合→完全ミルクで育てた経験から
私は元々あまり母乳がでず、息子を混合で育ててました。
ほとんど出ないのに意地になって授乳に一時間くらいかけてたこともありました。
無理がたたって、結局6ヶ月のときに倒れてしまい、薬を飲むことになったのでそこからは完全ミルクに。
ミルクにしてから、体調も良くなったし、育児の時間の使い方もかわりました。
助産師さんや保健師さんの中には、「とにかく母乳!」「何回でも何時間でも頑張れ!」みたいな人がいたりしますが、本当に辛かった。
今思えば、授乳やおむつ替えや離乳食は作業であって、しんどいなと感じるところは効率化して、もっともっと子供と遊んだり出かけたりすることに時間と手間と愛情を注げばよかった。
まぁ、今もそれを実践するのは難しいんですけどね。
しかし離乳食はまだしも、おむつと授乳は躾の要素はほぼないわけであって、苦しみながらやるもんじゃないよなぁ。
ミルク育児にも色んな選択肢が増えて、色んなやり方が許容される時代になって、もっと子育てを楽しめるようになればいいな、と思いました。
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